本日よりももの剪定が始まりました。12月からりんご、ぶどう、さくらんぼ、プルーンと剪定を進めていき、ようやく最後のももに行きつきました。
ももは当園で一番最近栽培を始めた品目です。まだ始めてから6年目のため試行錯誤しながら剪定を進めています。
ももはりんご、さくらんぼ、プルーンと同じバラ科の果物です。ほかにもバラ科の果物は梨、いちご、びわなどがありますが、バラ科の果物は見た目、味こそは全く違うものですが、春に咲く花は似たような可愛らしい白い花が咲きます。またそれぞれの花はブログで紹介できればと思います。
さて、話は剪定に戻り、ももは同じバラ科のりんご、さくらんぼ、プルーンとは剪定面で決定的に異なる点があります。
それは・・・
りんご、さくらんぼ、プルーンは地面から最も高い枝が強く、大きく育っていきます(頂部優勢)。そのため頂部優勢の果物は原則として上のほうにある強く大きな枝を切ることでそこにあった養分を木の下の方に移動させるという剪定をしていきます。
しかし、ももは全く逆です。ももの場合は地面から最も低い枝が強く、大きく育っていきます(下部優勢)。このため、ももは下の方にある強く、大きな枝を切ることで木の先端部に養分を移動させる剪定を行います。
このように同じバラ科でも木の性質が違うため、昨日まで頂部優勢の果物を剪定し、今日から下部優勢のももを剪定すると最初の1、2本は頭のなかで剪定方法がごっちゃになり混乱してしまいます。このブログを書いているお昼休みに一度頭を整理し午後の剪定に臨みたいと思います。
長かった剪定もあとももを15本切れば終わりです!それが終われば今度は苗木を畑に定植する作業が待っています。
春が近づき色々とやる作業が増えてきますが、その都度ブログで紹介していきますので是非ご覧ください。
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